住宅事業部を希望して配属されました。注文住宅は一つとして同じものがありません。似ているものでも必ずどこかが違います。それによって一つ一つ学べる要素が増える感覚なんです。考える力もつきますし、初めて扱う素材についても、初めてのものだからこそ調べます。更に、現場で施工管理を行っていますが、窓の位置や照明の細かい位置、コンセントを設置する高さに至るまで、お客様の要望を踏まえ相談しながら決めていきます。使う人にとって最適な状態を考え抜いたうえで、ひとつひとつ確認しながら進めていく。その積み重ねこそが、完成した時の品質につながります。そして、これらの経験全てが自分を成長させてくれます。
建物をつくり上げる過程の中で、大切にしていることは一緒に仕事を進める人とのコミュニケーションです。この会社に入って良かったと思うことの一つでもありますが、職人さんの話を聞くことが好きですね。ひとり一人の持つ様々な情報に触れることで、その人の持つバックグラウンドや価値観を知ることができ、良い関係性をつくることができるような気がしています。やはり、ともに仕事をする者同士の関係性が良いと、仕事への向き合い方も変わってくるのではないでしょうか。人間ですからね。気持ちよく仕事ができていれば、相手のために「もっと、ここまでやってあげよう」という気持ちになりますよね。
現場監督として、お客様をはじめ、営業、職人さんなどたくさんの人と連携して現場を動かしていくことが必要ですから、気持ちよくお互いが動くためには大切なことだと感じてます。
更に、完成した住宅に最初に足を踏み入れるのは現場監督です。その時、「これまで頑張ったなぁ」とという感覚に包まれます。その瞬間が好きですね。